訪問看護の基本にもどる①
看護師は、患者様の病状もみますが、精神面、身体面、社会面を考慮して、患者様に関わります。
看護師の陥りやすい、自分の思いの、世の為、人の為に尽くす事。言葉では、尽くすとわかりますが、実際は、みな様々な尽くすがあって、先輩や理想の看護師像を目指して頑張っています。
優しく、強く、頼りになる看護師像がわたしも、理想です。しかし、バイオリズム上か、調子が良い時は、できています。しかし、ずっと調子を維持できない事も起こります。
マイナス感が邪魔をします。そしてリスクマネジメントは、看護師には必ず要ります。マイナス感とリスクマネジメントは、似ています。
自分で自分のリスクマネジメントをして、そうなったら、どうしよう!と不安を作っていく感じです。精神の病に陥っていく看護師は、それが高じていくからだろう、確かではありません。
人はだんだん最期に向かって生きています。死んでいくのが怖い人も怖くない人もいます。弱った時、家族に助けてもらいたい人や、他人(仕事)に助けてもらいたい人もいます。ご自身が一番大変だから、その言葉と環境で対応を判断していくしかありません。
もしくは、家族さんの指示でやらねばならない事も起こります。プレッシャーがかかる事が上手く行かないことも経験しました。真面目と真面目がぶつかる程大変な事はないな、って思います。
ターミナルケアの話は、看護師の中でも二分すると思います。責任に押しつぶされ、自分自身の生き方ができなかったり、一度叱られた経験が、トラウマなる、、、様々です。
今わたしも、よくない面を上げてしまいますが、
わたしの中のターミナルケアは、弱い自分を押し殺し、頼れる看護師を演じていました。
人生様々ですが、尊重され亡くなっていければ、それが一番良いです。誰が尊重しなくても自分だけはそうして行きたいと思っていました。
なんか、頑(かたく)ななんです。これが看護師でなければ、そこまで考えなくても充分仕事ができますし、患者さん側も望んでいなかったりします。
これを知った時の反発と、そのあとおとづれる安堵感、自分の道を生きる為の訪問看護になれば一番良いと、思います。