介護を受ける時

皆さん闇雲に、寝たきりになったら介護になる、と思ってられるかもしれません。
介護は、機能が下がった時早めに受ける事で、生活の質を下げないものだと思います。

仕事をして保険料を払っていれば、1割ないし2割の負担で介護保険が使えます。
またちゃんと仕事をして収入の一部を貯蓄にまわせていれば、老後お金に困る事も少ないものです。

素直でない人間的に可愛くない、生き方の人は60代からあまり幸せに生られない、そういう介護の現場をたくさんみてきました。

世の中でちょっと不思議なのは、なんでも美談でないとダメな事ですが、なかなか介護は美談になりにくいです。

自分の親のわがままを聞いたり、世話をする事は、自分と向き合う、自分の生き方を考える事に繋がりますが、これもずっと介護を続けなければわかりません。

自分の生き方を確立できないと、辛い介護を続ける事になりそうです。
母を看取り、父を看取り、ご自身が乳がんに末期になってから、他の兄弟と相続の件で訴訟している人に会いました。よほど苦しい勉強を選んでいるように感じました。

つづく。