真理は寒梅に似て、風雪に耐えて花開く
わたしは福井で生まれ育ちました。
雪が降ると、道は閉ざされ、生活をするためには雪かきが普通で、いつも霜焼けになっていました。
ただ、雪はとても美しく、晴れた日には陽の光が雪に降りそそぎ、キラキラと景色を飾ってくれます。
雪は美しい風景だけでは無く、美味しい物も育んでくれます
雪の下の大根の絶品さ!
福井以外で食べた事がありません。
何年か前に母と福井に帰ったとき、おばちゃんが嘆いていました。
「冬が暖かいと虫が死なないから、作物に良くない」というものです。
一見、冬が暖かいと過ごしやすくて良いのでは。と思うのですが、全体的な影響を考えると、そうでも無いみたいですね。
人も寒さや、つめたさに耐えること、前向きに対応する事で、大輪の花を咲かせる。とのことです。
会社を作ったばかりの時は、実績も上がらず、お給料もなかったので、「真理は寒梅に似て、風雪に耐えて花開く」この言葉を信じて頑張っていました。
それを信じられたのは、雪深い国で育ったからかもしれません。
新緑や紅葉の綺麗さも、温度変化により起こります。
わたしは奈良の天川村が好きですが、冬は極寒の北海道並みになります。
しかし北海道とは違い、日本家屋なので、そこで住む人達は、かなり厳しい寒さに耐えて自然と共に生きておられます。
神様を祀る山々があり、昔から霊場になり、神秘的です。
自然と向き合い、神様に見守られながら生活をする。
素敵だと思います。