身体を守り回復させる免疫の力②

免疫の力は、若い時と老齢では全く違います。
小児科の勉強をすると、子供は大人が小さいだけでないと習います。

後で説明しますが、15歳までは解糖系、15歳から徐々にミトコンドリア系に移行していきます。
生物が違うのです。

この解糖系が強いうちは、身体にエネルギーをどんどん取り込んで、背が伸びる、大きくなる、という現象がおきます。
外観が変わるのは、この時期だけです。

自分の身体が歳を経ると変化して行く事を理解して、生き方や考え方を変化していくと、身体との付き合い方が上手くいきます。
生物が違うので、免疫細胞も違います。

15歳頃ピーク解糖系での免疫細胞は胸腺で作られ、選別されたエリートT細胞が働きます。
15歳以降、解糖系がだんだんミトコンドリア系に取ってかわり、徐々に胸腺で免疫細胞が作られなくなります。
T細胞が水中で生きていた時の緩やかなT細胞にかわり、これは胸腺を使わなくても免疫細胞を作ることができます。

また、人間一人ひとりの免疫能力も違うので、この時期が変化したり、規定通りには行かないものです。