訪問看護の経営①

私は訪問看護の経営者となって、16年目に入ります。
まだまだ、未熟な自分に打ちひしがれながら、看護師である自分を受け入れられなくなったりしながら、戦いを続けています。

何と戦っているのか。一番には自分と戦っています。
ちゃんとしないといけない自分、正しい自分、なかなか大きな器を持てない自分。

看護師は真面目なんです。
どんなに柔らかく、優しく、柔軟にと思っても、上手くいきません。
看護が仕事になる、という事は患者様を良くしなければならないという、責任が生じるからです。

患者様の生き方を良くするって、他のどの職業ができるでしょうか?
全体的にしようと思うと看護師しかいないのです。

訪問看護の経営、誰もできなさそうだから、私がやる!と思い始めましたが、この辛く、苦しい仕事をやってしまったことを時々後悔します。

会社経営は赤字は悪になるので、いろんな天秤が頭の中で作動して、看護師だけの視点では、世の中を泳ぎ切れないことに直面するからです。

今まで潰れそうになった事、数知れずです。
前向きに、元気に、と指導するほどに、矛盾を消化しきれない、自分に出会います。

だから、気づきが生まれます。
勉強している実感が得られるようです。

楽な職業などありません。
苦しさ、辛さの中に、幸せが存在します。
幸せを感じられる、人間形成ができるのです。
職業が、自分の性格を良い方向に、生きやすい方向に変えてくれる事を私は知っています。

今、看護師を募集しています。
看護技術でない、心に寄り添う訪問看護、一緒にやりましょう。 世の為、人の為に自分自身を育てましょう。

宜しくお願い致します。