安保徹先生の講演会に向けて④
ただ、この理論を自分の中で認めるには、勇気がいりました。今までの事、治療や看護について、反省と葛藤が生じていたのです。
父は一回回復し、良くなりました。療養型病床に入り、認知症と寝たきりでしたが、陽の入る明るい家に移り、母の作る温かい食事を食べることができました。そして、一包化された多量な薬を、母は勝手にやめさせたのですが、気がついたら、父は普通に話ができ、リハビリなら歩けるようになったのです。
その時、看護をしてくれていた人の、足のマッサージと愛情が決めてだったと思います。
安保先生は私達が身体を治すため、本能でやっていることを、メカニズムでご紹介頂いています。
ただ、今の医療の常識には囚われていないので、医療従事者は反発や固定観念があると、素直に聞けないと思います。
やはり、素直に聞けない、自分の心が良くない事にも、気づかなければならないのかも知れません。
この素直さが、自分自身の幸せな人生につながるのです。