精神疾患の看護
訪問当時は、かなり私も緊張し、不安な気持ちをもっていました。
なぜなら、包丁を振り回していた、と聞いたからです。また病院からは毎日行って欲しいとの要望でした。年齢も多感だろうし、戸惑いました。
私たちが続けられるサービスを提供したいと強く思いました。
まず生活を安定させることが大事だと思い、いい事と悪いことをちゃんと教えました。
お母さんと三人で常に話をし、お母さんに相談した上で、本人にわかるまで話をする。ありがとうやごめんなさい、嬉しいやこうしたいを表現してもらうよう、練習もしていきました。
今は落ち着いてきたので、一緒に体操や太極拳をしています。
私たち看護師が訪問にきている理由についても、聞かれました。
「○○ちゃんの病気が悪くなったらすぐわかるように、病気が悪くなるような、考えをなるべくしないようにきているよ。」と答えます。
同じ質問は一度しかしなくなったし、ありがとうと言うことでお母さんとの関係も良くなりました。
まだまだずっと訪問が必要でしょうが、支援学校を増やして卒業できれば、社会にでられるかもしれません。
それが楽しみです。ご家族や本人にはまだまだかかるよ。と何度もいってますが、密かな私の楽しみです。