ビジネスワーク 二話 新人研修より
自分の仕事意識の確立
仕事とは、なにか、考えた事がありますか?
仕事とは、収入を得る、自己実現をする、社会貢献をする。
その場所です。だから、仕事を探す時皆さん、一生懸命さがしますね。
日本がこんなに豊でない時は、機織りの一円高女の話はご存知かもわかりませんが、どんなに働いても食べていくのもやっとだった時代が続いていました。私たちが生きる平成の世には食べ物があふれ、物質もあふれています。
便利なのが、当たり前で、若者も自分で仕事を覚えていくのでなく、教えてもらう事が普通になり、仕事に対する、自分自身の責任を果たす事にも不安を抱くようになっています。そこで、一円高女の話をします。
明治維新が終わり、外国勢に追いつく為に、日本は、富国強兵を合言葉にみんなが一丸となって働きました。紡績会社、が日本各地で工場をつくり、そこで働く人は若い女性だったのです。夜昼なく働き続け、一円高女になる女性がいました。
その当時では高額なこの一円にみんなが羨望のめでみました。そして、綺麗な着物をきてお披露目をします。皆が大きな拍手でその一円高女を眺めるのです。しかし、その華やかな生活は続きません。貧しい日本で結核が流行り、感染してしまうのです。
その後の運命については、ご想像にお任せしましょう。ここで私が伝えたいことは、仕事とは、生きていく糧をもらう事、それがとても大切だという事です。そして日本の歴史がそれを物語っています。ただ私たちとその一円高女とは、運命も時代も違います。
ただ一生懸命に働く、それは違いません。そして、私たちは、勤勉で真面目、実直な日本人の血が流れている事を誇りに思って大丈夫です。