免疫を高めると病気は勝手に治る

安保徹教授の本のはじめにをご紹介致します。

病気になったらクスリを飲む。
悪いものができたら手術で取る。
こうした考え方が常識になったのはいつごろからでしょうか。

白血球とリンパ球の数と割合で、自律神経と免疫力の状態がわかるようになりました。
その後の研究で、どうして免疫力が低下するかがわかってきました。

その答えの一つが長い期間飲んだり、大きな手術を受けたりすると、免疫力は低下するということです。まじめに「治療」にとりくめば取り組むほど、かえって治りにくいという、皮肉な現実があるのです。
また「悩み過ぎ」や「頑張りすぎ」もよくありません。

では病気を治すにはどうすればいいか、それには身体の声を聞き、身体の喜ぶことをする、が大切です。それが、免疫力の正常化につながります。すると身体は自然と回復し病気はなおっていきます。
「身体は間違いを起こさない、しかし、私達は間違った生き方を選ぶ」
これが長年にわたって免疫学を勉強してきた私の確信です。ガンでさえも私たちの間違った生き方に対応しようとする、身体の反応だったのです。
それまでの人生で、どれほど身体に無理をかけてきたかを見直し、間違いを正す。自分の感性を磨き、身体の声を聞いて行動する。つまり病気を治す、というのは、それまでの生き方、そのものを直すことともいえるのです。

20111003

この文章は安保徹先生が書かれたものです。

私は6年前、先生の本を読んでこれまで疑問に思っていたことの答えを見つけた気がしたと同時に、医療者として、患者様に説明してきた内容や教えられ、自分自身が信じてきたことが真っ向から否定されたのを感じました。ものすごい衝撃と、自分との戦いが始まったのです。

その後、確認を続けながら、自分の役割を考えてきました。

私たち看護師としての役割です。

つづく。