ストマ(人工肛門)①

20111018

腸閉塞、大腸の癌などの病気で手術をうけると、作られる事があります。

腸を切った場合に、その場所を休ませる為、一時的に作られる事もあります。

以前、看護学校からの友人で仕事のパートナーだった彼女が、33才の時、良性腫瘍が見つかり癌化するかもしれないと、ある大学病院で手術をうけました。

手術がうまくいかず、3度目の手術の時、腸を休ませる為、ストマを作りました。

彼女は看護師なので、ストマ管理には問題がなかったとおもいますが、

大きな手術をし、仕事もはじめかなりの心労や負担がかかったことと、おもいます。

これが高齢になりストマを作るとなると、大混乱を生じます。

便がお腹からでてくる状態で便が手についてしまう。衣服が汚れ、自分ではどうしょうもない、ストマ自体を見たくもないと思ってしまいます。

私達、訪問看護師も早朝や深夜をとわず、何度も呼ばれることになります。

患者さんにストマは自分の一部で可愛がっていけば、うまくいくということを、繰り返し伝える事で、ストマが漏れなくなる事を経験しました。

汚れても死なない、汚れたら交換すれば、大丈夫と明るい方にもっていきます。

そして、ストマを作らなければならない病気になる=冷えがあります。

ホットパックやマッサージ、カウンセリングで少しずつ温めていく、それが、ストマ交換をしながらしていく、仕事です。