訪問看護のお仕事(ターミナルケア)①

20110727

昨日の夜、去年の10月から在宅療養されていた、癌の末期の患者様が亡くなりました。

ご主人が最後を看取られています。

中心静脈栄養を12時間しながら、バルンカテーテルの管理をし、バルンが何度も閉塞を繰り返すこともありました。当初は看護師が訪問し、膀胱洗浄をやっていましたが、何度も閉塞を繰り返すとのことで、膀胱洗浄もご主人に覚えてもらったりして、病院が引っ越しをしたような、在宅生活でした。

それも、ご主人が勉強をしてくださり、また訪問に行っていたスッタフがそれを支え、緊急時対応をし、全うできたものです。

本当に近くで支えてくださる方があって、奥さまは幸せだったと感じています。

人間はいつかは最後を迎えます。死んでしまったら、終わりでなく、次のステージに進むことができると考えられます。

ただ、単に生きてきただけでなく、神様は、一生懸命に生きた人にはスムーズな最後を迎える道をあたえてくださるかといつも思っています。

ご主人もまだまだ、しばらく大変でいらっしゃると思います。ご葬儀や片づけ、ご自分が向かう道など、

介護は体力も気力も使います。さらに、奥さまをなくされた悲しみも加わるので、悲しみも疲労につながる方もありますから、十分ご自愛していただきたいと、思います。

私たち訪問看護師もお二人の姿を見ながら、たくさんの勉強をさせて頂きました。

ありがとうございました。

わたくしはお電話でお話しさせてもらっただけなので、また、うちのリーダーがごあいさつさせていただきます。